Q:学校でいじめに遭っていたら、どうしよう?と心配です。今のところ気になることはありませんが、どのようなことに気を付ければよいですか?
A:心配をかけたくないという気持ちから、いじめに遭っていることを親御さんに話さない子どもがいます。けれど、無言のサインを出しているはずです。たとえば、「周りの様子を気にする」「家族との会話を避ける」「登校を渋る」「笑顔がなくなり、ふさぎこんでいる」「衣服が汚れていることがある」「教科書やノートを見せたがらない」「物をなくす/その理由をはっきり言わない」など、さまざまなものが考えられます。
子どもの様子に関して過度に神経質になる必要はありませんが、普段から友人関係や学校での様子、どんなことに興味を持っているのか、どのような遊びが流行っているかなど、子どもの世界に目を向けるよう、心がけてみてください。
(各地の教育委員会などが親御さん向けの資料を作成しています。今回は佐賀県教育委員会「子どものサインに気づくための親のふり返りシート」を参考にさせていただきました。)
当院では、乳幼児から中学生までのお子様とそのご家族を対象に予約制で「心理カウンセリング外来」を行っています。詳しくはスタッフにお尋ねください。
今月の予定は、
10月:6日(土)、12日(金)、19日(金)、20日(土)です。
担当:西村圭子(臨床心理士)