椿の花通信 87号(6月号)

心理カウンセリングだより Q&A 言葉の遅れは発達障害?

:3歳の男の子です。よその子と比べると明らかに言葉が遅いです。うちの子、発達障害なの?ネットで調べたら、当てはまる項目があって・・・心配です。
:調べれば調べるほど、心配になるお気持ち、わかります。よそのお子さんと比べてしますのも、親御さんとしてお子さんのことを思っているからこそ。
言葉の発達は身体の発達よりも個人差が大きいとされているので、よその子との違いがあって当たり前。単語や文章がきちんと発音できていなくても、ものごとに興味を持って、それを声や身振りで周りにいる人に伝えようとしていれば、「あと少し!」です。語彙が増える、二語文が出るなど発達のペースにも大きな個人差があります。
育児書やネットで調べて不安を募らせる前に、ご家族、お友達やお知り合いなど身近に相談できる人がいたら気軽に聞いてみてください。当院の心理カウンセリング外来でも相談をお受けしています。「遅れがあるかどうか」よりも、「どうしたら言葉の発達を後押しできるか」を一緒に考えていきましょう。

:『なんでも相談タイム』という看板を見かけたのですが、予約は必要ですか?
:『なんでも相談タイム』は、カウンセリングの予約の空き時間に実施しています。「こんな相談あり?」「予約を取るほどでもないけれど、ちょっと気になることが・・・。」という方、どうぞいらしてください。予約は必要ありません。看板が出ている時にはお気軽にお入りください。事前に開催時間を確認したい方は、受付にお尋ねください。

当院では、乳幼児から中学生までのお子さまととのご家族を対象に「心理カウンセリング外来」を行っています。予約制です。詳しくはスタッフにお尋ねください。
6月の予定:1日(土)、7日(金)、8日(土)、28日(金)、29日(土)です。

担当:西村圭子(臨床心理士)